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今の時期気を付けたい、乳腺炎


 今年ももうすぐで終わりですね。


 HPリニューアルしてから毎月の月末に投稿し続けてから早半年。全部読んで下さった方は、本当にありがとうございます。読んだ感想などをDMで送って下さる方もおり、非常に励みになります。


 さて、今回は【乳腺炎】です。


 クリスマスに楽しい時間は過ごせましたでしょうか?

これから年末年始に実家へ帰省したり、旅行へ行かれる方も多いと思います。


 妊婦さんたちは、ここから体重増加に要注意時期です。特に年始のお節料理は砂糖が多く使われるものばかり。そこに、お寿司にお肉、スイーツ…びっくりするくらい体重が一気に増えてしまいますので、グッと堪えて過ごして下さいね。


 母乳育児真っ最中のママさんたちは、乳腺炎になり易い要注意時期です。

冬は気温が下がるので、夏よりも水分を摂取する量が減ってしまいます。しかしながら、乾燥している為、水分不足になる上、授乳しているので、通常よりも更に水分不足の状態になります。ママも赤ちゃんも便秘になり易いですから、心当たりがある方は、今すぐに水を飲んで下さいね。

 そして、この水分不足の状態で、糖分の多い食事、油分の多い食事を食べたら、どうなるでしょうか?

 乳汁はドロドロになり、乳腺が詰まって乳腺炎になります。

乳腺の腺は、人によっても、部位によっても太さが違います。細い人は、太い人と比べて同じ食事を食べていても詰まり易い構造になってしまうのです。


 乳腺炎には2パターンあります。【うっ滞性乳腺炎】と【化膿性乳腺炎】です。


うっ滞性乳腺炎は、

・腫れる

・赤みがある

・痛みがある

・熱っぽさがある

・しこりができる  などの症状が乳房に生じます。


化膿性乳腺炎は、

・赤く腫れあがる

・強い痛みがある

・しこりができる

・高い熱が出て悪寒がする

・体が痛くなる  などの症状が生じます。

腫れや痛みは乳房だけでなく、わきまで広がることがあります。


 コロナだけでなく、この様々な感染症が流行っている時期に乳腺炎になると、産科での対応は断られることが非常に多いのが現状です。何が原因の熱か分からない状態で受け入れることが危険だからです。救急受診をしても乳腺炎に対する十分な治療はしてもらえません。こういう場合は、地域の開業助産師さんを頼りましょう。乳腺炎の様な緊急時にも頼みやすい様に、普段から助産師さんと繋がっておくこと、妊婦さんは産む前から繋がっておくと、産前の不安も産後の不安やトラブルも相談し易いです。是非、地域の開業助産師さんを探して連絡してみて下さいね。


では、皆さん 今回もありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。

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